スペインロマネスク巡礼|1/N カダケス編
初日(2025.09.17)
スペインとフランスとの国境、ピレネー山脈の麓に点在するロマネスク建築を巡る旅に出かけました。
この旅のきっかけは、10年ほど前に出会った一冊の本です。村田栄一さんが書かれた「スペインロマネスク巡礼」(1989年発行)には、スペインの片田舎にある教会や修道院、古い街を巡る旅の記録が綴られています。ロマネスク建築と共に中世の雰囲気を残している風景を、いつか訪ねたいという思いが、ようやく叶うことになりました。
初日はバルセロナから北へ向かい、地中海沿岸の小さな漁村、カダケスへ向かいました。カダケスは狭い山道が続き、峠を越えた先にひっそりと佇む、まるで閉ざされた街のようです。そのためか、古い風景がそのまま残っているように感じました。

遠浅の湾は波も穏やかです
また、カダケスはサルバトール・ダリの家があることでも知られ、多くのアーティストたちが集まったリゾート地です。残念ながらダリの家の見学時間には間に合いませんでしたが、彼が愛した風景を眺めることができました。


ダリの家

カタルーニャの旗(セニェーラ)
ホテルに入るとすでに8時、と言っても欧州の西部に位置するスペインではまだ夕方ですが、夕食に出かけると、遠浅の湾沿いにはレストランやバルが軒を連ねていて、夜遅くまで多くの観光客で賑わっていました。

おしゃべりをして夕方の時間を楽しんでいます

初日から絶品のパエリアに出会えました
またいつか訪れる機会があれば、もう一泊してゆっくりと街を散策しながら滞在したいです。バルやカフェで海を眺め、ただ時間が過ぎるのを楽しむ、そんな過ごし方が似合う街だと思います。
二日目はリポイを経由し、念願のボイ渓谷を早速、目指します。

ホテル:Hotel Blaumar

バルセロナからカダケスまで約170km
旅の記録はこちらから
スペインロマネスク巡礼|1/N カダケス編
木下治仁
一級建築士/合同会社HKA 代表
1975年鹿児島県生まれ。田中敏溥建築設計事務所に13年間勤務し、2016年に独立、2024年に合同会社HKAを設立。東京・代々木を拠点に、木造注文住宅・古民家再生・リフォームの設計監理を手がける。ウッドデザイン賞2度、木の建築賞 職人のチカラ賞受賞。



