行ってきました、大阪万国博覧会に!
行ったのは8月の終わり、ちょうど一月前です。
万博が始まった5月から、大阪に出張絵行く機会が幾度とありましたが、毎回、出向く気になりませんでした。
ネガティブなイメージがあっただけでなく、パビリオンに並ぶのが嫌で…
と言っているうちにそろそろ閉幕が見えてきたので、もう、今回こそ!ということで、思い切って行ってきました。

友人:どうだった?
木下:良かったよ!
友人:何が良かった?パビリオンはどこが良かった?
木下:パビリオンよりも大屋根リングが良かった
友人:どこが?
木下:建築というより、リングの上から見た風景に感動したよ
私が感動したのは、リングに上った時に見た風景です。
建築が風景を作っているんです。
入場してすぐリングの上に登りました。
そこで見えたリングの反対側と、その向こうに見える六甲山系の山並みとが重なった風景に感動したのです。
人工物である建築が自然物である山並みと同化した風景になぜか心が和らぎ、そこから万博をポジティブに楽しむことができました。
肝心のパビリオンの設計については?


建築家として気になるパビリオン設計については、
万博というお祭りであること
取り壊しが前提の仮設建築物であること
リングの中に押し込まれているということ
それぞれの国が華やかに、ドレスをまとうかのようでした。
やはり、建築は土地や周囲との関係抜きには成立しないように思います。
いくら建物が良くても、その良さを発揮することはできず、独りよがりの虚しさを感じてしまいます。
新国立競技場のコンペでザハ案が否定されたように。
会期は残り2週間ですよ!
まだ行かれていない方、思い切って行きましょう!
特に大屋根リングの散策路は1周してみて下さい。
私が感動した東側ゲートの方から見た風景はもう二度と見られない風景です。

大屋根リングの下は心地よい休憩所になっています
木下治仁
一級建築士/合同会社HKA 代表
1975年鹿児島県生まれ。田中敏溥建築設計事務所に13年間勤務し、2016年に独立、2024年に合同会社HKAを設立。東京・代々木を拠点に、木造注文住宅・古民家再生・リフォームの設計監理を手がける。ウッドデザイン賞2度、木の建築賞 職人のチカラ賞受賞。



